システム開発にかかる時間

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システム開発を始めて何年も経ちますが、一番時間のかかる作業は何だと思いますか?

会社勤めだった頃を思い出すと、これまたいろいろなのですが、全工程を10とすると、おおよそ次のとおりです。

・要件定義/お客様との打ち合わせ・・・1
・設計・・・3
・製造・・・3~4
・テスト・・・2

ただし、メーカー系のソフトウェア企業では「テスト」が最も時間のかかる工程でしょう。
商社系ですとか独立系では「製造」に一番時間をかけているのではないでしょうか。
なかなか教科書通りにはいきません。

個人事業もしくは自分のように社長一人の小規模法人の場合はどうでしょう。
おそらく

・要件定義/お客様との打ち合わせ・・・1
・設計・・・1~2
・製造・・・4~5
・テスト・・・2~3

くらいではないかと思います。

製造に時間がかかるのは、理由があります。
個人規模の会社は大企業に比べて単価は低いですから、単価を下げるためには「相対的」に製造に最も時間をかけざるを得ません。

恐らく大企業(曖昧な定義ですが)ではウチの倍くらいの単価だと思います。
システムコンサルだと、さらに、その倍ですね。(これは本当です)
なので、個人事業の方で大企業並みの膨大なドキュメントをキッチリそろえられる人は尊敬に値します。。。

ただ、実際には自分の会社員時代の経験から言って、二度と目を通さないような不要なドキュメントや、難解過ぎて書いた人にしか分からないようなモノもかなり多く含まれているので、やはり、ドキュメントはシンプルに必要最低限のものをそろえるのがベストでしょうね。

ちなみに製造ですが、こちらもシンプルにいきたいところです。
ただ、大企業では、コードの書き方やフレームワーク的なものなど開発メンバー全員が理解できて取り扱う事ができないといけません。
なので、あるプロジェクトで利用した設計思想やアーキテクチャが、そのまま別の案件でも利用できるかと言ったら、プロジェクトのメンバーに依存してしまう場合があるのです。逆にプログラマーから見れば、リーダーが変わるごとにプログラムの組み方も変わるので、なかなか自分の得意な開発方法に持っていくのは大変です。

その点、個人事業規模であれば、開発者は自分だけの場合が多いですから、自分なりに使いなれたフレームワークなり製造手法を毎回使えば良いわけです。
これが、現在の当社においては、かなりの工数の削減につながっています。

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